すすきのファイナルのファイナル
やたらゴネる店をなんとか出たぼくたち。
心残りのないように、最後の店へ向かう・・・
前回のお話はこちら。
初めての店を堪能しきれなかったぼくたち。
ジョー兄貴は
俺、今日が最後なんすよ。こんなんじゃ終われないっすよ!
とのこと。
色々ご不満だったようだ。
部屋真っ暗だったしな!!!
あれは僕も驚いた。
これで終わるわけにはいかないな。
ぼくたちはいつもの店へ向かった。
EN女医(リンク)である。
「EN女医にハズレなし」と思わせるほどの安定感があり、迫真パチスロ部の利用回数もNo.1である。
入店すると大した混雑もない。
しばし待機する。
ジョー兄貴はウキウキである。
時間が来た。
これが最後だと思うと感慨深い。
席についてすぐに女の子がきた。
来た女の子は
正直可愛さではさっきの店の2人の方が良かったかなというところ。
しかしそれでも地雷率の低さこそがEN女医の良さである。
またEN女医は3交代制なので
1回のセット50分間に3人の女の子が来る
(おっぱいを揉めるのはそのうち1人である)
席についた女の子から名刺をもらい、ふと反対側の席に座っているジョー兄貴を見ると
もうおっぱじまっていた
さすがフライングマン
お喋りなんかそっちのけで乳繰り合っているジョー兄貴をチラチラ見ながら適当に女の子と話していると、もう交代の時間になった。
ぼくが交代をお願いすると、女の子がゴネた。
もっとお話しようよ〜
まだここにいたいよ〜
みんな場内入れてるからお兄さんも入れてよ〜
草
周り見たらみんな場内指名しとるやんけ
なんでやねん
EN女医はドリンクや場内指名のしつこいおねだりがないから今まで頻繁に利用してきたが、今日は結構しつこく粘ってくるなぁ。
しょうがねぇな(悟空)
全然好みじゃないけど指名することにした
ぼくの場内指名童貞は、ダウンタイム中にちんちんが反応した女の子にしようと決めていたのに…
やったー(棒読み)
こんな…
ただ押しが強いだけのウーマンに奪われるなんて…
そうしていると押しウーマンとのダウンタイムが始まった。
押しウーマンはめっちゃ積極的なえちウーマンで、こちらのタッチに良く反応してくれるのはもちろんのこと、なんかエロい手つきで全身ねっとり撫でまわされて、ちんちんが反応しかけたのは内緒である。
ダウンタイムが終わると、黒服が大きな瓶と4つのグラスを持ってきた
?
これは何かな?
シャンパンいただきましたーーッッ
PONG!
???????
シャン…パン…?そんなものがすすきののキャバクラにもあったのか…
っていうかこんなの頼んでない…
というぼくを尻目にグラスを渡され、シャンパンを注がれる。
ジョーが
先輩!いいんすか!俺!今日が最後なんすよ!
とテンション上がっている。
いや、ぼく頼んでない…
かんぱーい!!!!
頼んでな・・・
ま、いっか!!!!!
初めてシャンパンを飲んだ。
うん、おいしい!
その後の嬢との会話もおねだりばかりで正直あまり良い気分ではなかった。
シャンパンあるんだからええやん
女の子があまりにしつこかったので
今まで溜まっていたEN女医ポイント(好感度)がボナン並みに急降下していくのを感じた。
※ボナン・・・フランスのパイロット。パニック状態から通常と逆の操作を3分間続け、時速200km(ディズニーのフリーフォールアトラクション、タワーオブテラーの4倍)の落下速度で地面に激突した。
ガスタンク兄貴「なるびむくんもテキーラ飲む?」
ぼく「ん?お、そうだな」
てきーら
テキーラなんて聞いたこともないから、脳が勝手に「ウイスキー」に変換していたが
うっかりテキーラを頼んでしまった。
あっ!!
気づいた時には遅かった
4人分のテキーラショット(注射器)が運ばれてきた。
(これはおいくら・・・?)
やっちまったなぁ!?
嬢のおねだりがやたらしつこい
知らないシャンパンが運ばれてくる
テキーラとかいう未知のエリア♂に突入する
などと今まで経験したことのない怪奇現象が次々発生するものだから、なるびむの頭は完全に破壊された。
ちなみにテキーラはガスタンク兄貴が全部飲んでくれた。
顔射してもらって飲むスタイルだった。
すまねェ・・・
かつてないほどの大盤振る舞いっぷりをしたEN女医ラストナイトで盛り上がると、黒服が終了時間の案内に来たので帰りますと伝えた。
これで終わりかぁ
迫真パチスロ部も寂しくなるなぁ
ジョー「先輩、自分、延長いいっすか?」
!?
え、延…長…?
ぼくのお財布はもう天元突破である。
想定していなかった提案に困惑する。
ぼく「え、んにゃぴ・・・」
ジョー「先輩!俺!最後なんすよ!」
ぼく「ま、最後だしな!どーんといこうや!!!」
最後のすすきのを良き日にするため、思い切って延長することにした。
黒服は、かしこまりました、と頭を下げ、一度カウンターへ戻っていった。
しばらくすると、なにやら神妙な顔で黒服が戻ってきた。
ん・・・?
黒服「お客様、お会計10万3000円となりますがよろしいですか?」
!?
ぼく「え、なんだって??」
黒服「お会計」
黒服「10万と3000円」
黒服「になるんですけど、大丈夫ですか」
ぼく「( ^ω^)いえ、ダメです」
聞いたこともない値段を言われ、たじろいでしまう。
いや~キツいっす
ジョー「先輩!俺!最後なんすよ!!」
黒服「先輩!!」
メスたち「「先輩!!!!」」
うるせぇ~!!!!!
エヴァの最終回か貴様らはぁ!!!!!
ガスタンク兄貴「なるびむくん」
!
ガスタンク兄貴「俺に任せとけ」
!?
兄貴・・・?
い、いいんすか?
延長
一同「「わーい!」」
ぼく「( ^ω^)」
押しウーマンも内心不安だったようで、大丈夫?と聞かれたので無言で首をふるふると横に振った。
こうしてぼくは、押しが強いだけの押しウーマンと二度目のダウンタイムと相成り、4人で10万と3000円のお会計となった。
言葉通り、ガスタンク兄貴とあどーん兄貴がお会計を持ってくれた。
ガスタンク兄貴 あどーん兄貴 イケメン 聖人君主 生きる伝説 濡れる 救世主 盟友 メシア 将来こうなりたい大人 かっこいい 漢気の化身
この御恩はいずれお返ししたい所存
ジョー兄貴は当たり嬢に相手してもらえたようでご満悦のご様子。
店外に出た時はウッキウキなジョー兄貴だったが
2,3日後にはもう飛び立ってしまうので
地下鉄で別れる最後の顔は西住みほみたいになっていた。
ねぇ(哀愁)感じちゃう!
最後のすすきのの夜を堪能してもらえて、その点はぼくも良かったなと思う。
お会計額は文句なしで過去最高であったが、この思い出は生涯忘れないだろう。
おわり